ヤ神ともバント下手露呈し分け…セの野球はレベル低下深刻

公開日: 更新日:

 両軍とも勝てるチャンスはあった。延長十二回の引き分けに終わった17日のヤクルト阪神戦。終盤はスタンドから何度もため息が漏れた。

 ヤクルトは2―2で迎えた九回裏、先頭の村上が内野安打で出塁。中村の犠打とジョンソンのワイルドピッチで1死三塁のチャンスをつくった。ここで九回表から守備に入っていた広岡がスリーバントスクイズを空振りしてダブルプレー。広岡はカーブにまったくタイミングが合っていなかった。カウントが追い込まれていたから、カーブが来ることは予想できたはずだ。

 ヤクルトは十回裏にも無死満塁からバレンティンが強引な打撃で併殺に終わり無得点。終盤の拙攻でサヨナラのチャンスを逃した。

 一方の阪神もバント下手なら負けてはいない。十回表に梅野が詰まりながら中前打で塁に出ると、こちらも暴投で二進。続く木浪は2球続けてバントを失敗し、スリーバントも空振りして三振に終わった。その後、代打の鳥谷は見逃し三振。鳥谷は十二回の2死二塁でも空振り三振に終わった。

 5位に低迷する阪神の58得点はリーグ5位。10本塁打は最少だ。貧打で点が取れないのに、ここぞという時にバントも決められないなら勝てる試合もモノにできるはずがない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?