取材規制に箝口令…佐々木朗希フィーバーを大船渡高に直撃

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「高校生の取材体制としては異例。大谷翔平のときも、吉田輝星のときも、こんなのはなかった」

 報道陣からはこんなボヤキが聞こえてくる。

 18日、春季岩手県大会初戦を迎える大船渡の佐々木朗希(3年)。163キロ右腕を巡るフィーバーは過熱の一途だ。去る3日の住田戦では県高野連が報道各社に異例の取材自粛を要請したが、31社68人が殺到し、3000人近い一般客が詰めかけてパトカーまで出動した。報道陣のひとりが困り顔でこう言う。

「この日、佐々木の取材時間はわずか10分。進路のことはもちろん、尊敬する選手は? という質問にもストップがかかる。名前の挙がる人に迷惑がかかる、というのが理由です。普段から学校の練習取材は禁止ですし、これではまともに記事が書けない」

 大船渡はなぜここまでの取材規制を敷くのか。学校を直撃すると、驚くべきフィーバーの舞台裏が明らかになった。

「先日の予選では、選手が場内のトイレに行くことさえ困難。試合が雨天順延した際には、一般の方から『俺の予定が狂った。どうしてくれるんだ!』とクレームの電話も受けました」

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