サニブラウン100m9秒97日本新 早くもプロ転向の可能性浮上

公開日: 更新日:

 陸上に限らず、米国の個人競技の選手は、大学在学中にスポンサー企業の支援を受けてプロに転向するケースは決して珍しくはない。陸上では100メートル全米大学記録保持者(9秒82)で、2017年世界選手権(ロンドン)男子100メートル銀メダルのクリスチャン・コールマン(当時テネシー大学2年)が、同年のシーズン終了後にスポーツ用品メーカーと契約。その後はダイヤモンドリーグなど賞金レースを中心に活動。16年リオ五輪競泳4冠のケイティ・レデッキーは昨年から、西部の名門として知られるスタンフォード大学に在学しながら、プロスイマーとしてレースに参戦している。

 短距離の世界記録保持者(100メートル9秒58、200メートル19秒19)のウサイン・ボルトは現役時代、複数のスポンサー企業とメダル獲得、記録更新などのボーナス契約を交わしていた。サニブラウンもプロに転向すれば、スポンサーからニンジンをぶら下げられ、20年東京五輪は高額の報奨金がかかったレースになりそうだ。

 なお、400メートルリレー決勝では第2走者を務め、チームの優勝(37秒97)に貢献した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    概算金が前年比で3~7割高の見通しなのに…収入増のコメ生産者が喜べない事情

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(45)勝新太郎との交友「図体や印象より、遥かに鋭利なものを持っていた」

  1. 6

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円? DeNA戦で市場価値上げる“34戦18号”

  2. 7

    高市早苗氏の「外国人が鹿暴行」発言が大炎上! 排外主義煽るトンデモ主張に野党からも批判噴出

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に