実業団陸上の“飼い殺し制度”は公取委の指摘で変わるのか?

公開日: 更新日:

 実業団連合の西川晃一郎会長は昨年12月、ホームページで「現在の移籍制限制度を見直し、改革することが必要ではないかと考えています」と述べているが、それは公取から独禁法違反になる恐れがあると伝えられたからだ。

■強まる国の関与

「スポーツは本来、政治や“お上”から最も遠いところにあるべきものです。今はJOC(日本オリンピック委員会)からして国にベッタリ寄り添い、資金の面倒も見てもらっている。理不尽な移籍制限は他の競技にもある。自分たちで組織改革ができなければ、この先国の関与はますます強まるでしょう。その点が懸念されます」(前出の津田氏)

 国の力による「移籍の自由」なら喜んでばかりもいられない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも