6月は疲れのピーク…マリナーズが迫られる雄星休養の決断

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 これまでメジャー挑戦した日本人投手の多くは、1年目の5月から6月くらいまでに疲れのピークを経験しているそうだ。

 日本のプロ野球のものより大きくて、滑りやすい公認球、中4日の登板間隔などが肉体に負担をかけ、肩肘を故障する選手も。ヤンキースの田中将大が右肘靱帯部分断裂で故障者リスト入りしたのは7月9日、エンゼルスの大谷翔平が右肘靱帯損傷で離脱したのは6月8日だった。

 中には肘痛を抱えているにもかかわらず、故障が首脳陣にバレてローテーションを外されることを危惧、痛みをトレーナーに申告することすらできず、市販の痛み止めを飲んでしのいだメジャーリーガーもいる。故障が必ずしも公になるとは限らないし、渡米した日本人投手のほとんどが環境の差異に苦しんでいるのは間違いない。

 さて、マリナーズの菊池雄星(28)だ。

 日本時間19日のロイヤルズ戦に先発するも5回を9安打6失点と打ち込まれて5敗目(3勝)を喫した。通常、150キロ台中盤をマークするストレートが、この日は145~146キロ。試合後の本人は「思うようなボールがなかった。思い切り投げてそれくらいしか出ないのは日本でもなかったこと」と肩を落とした。

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