著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

大谷の同僚も…メジャーで多くの現役選手が他界する背景

公開日: 更新日:

 タイラー・スキャッグス(エンゼルス)の急逝は、27歳という若さと重篤な既往歴が認められなかったという事実から、人々に衝撃を与えた。

 日本の球界では現役選手の死去は珍しい。その一方で、大リーグでは少なからぬ選手が病気や事故などで命を落としている。

 1920年にカール・メイズ(ヤンキース)の投球を頭部に受けたことが原因で死亡したレイ・チャップマン(インディアンス)や、大地震に見舞われたニカラグアに救援物資を届けようとしたものの、搭乗機の墜落によって帰らぬ人となったロベルト・クレメンテは、現役中に死亡した大リーグ選手の代表例だ。

 この他にも、大リーグでは米国の世相や生活習慣を反映し、さまざまな理由で選手が落命していることが分かる。

■自家用機所有は豊かさの象徴

 米国では自家用機を所持することが豊かさのひとつの象徴であり、大リーグでも趣味と実用を兼ねて小型の自家用機を操縦する選手が少なくない。

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