独走から首位陥落目前…巨人は後半戦で“1点差恐怖症”再発

公開日: 更新日:

■追い上げられる焦りは?

 巨人は一時、現在2位のDeNAに10.5、3位広島に12ゲーム差をつけていた。独走から逃げる苦しさ、追い上げられる焦りといった心理的要因も「1点差」に弱い理由にならないか。広島に5ゲーム差をつけていた先週1日の広島戦前、元木内野守備兼打撃コーチに聞くと、こう言っていた。

「広島が追い上げてきた?今、広島と何ゲーム差? 5ゲームだよ。5ゲームといったら結構(差が)あるよ。1勝1敗だから、今日広島に勝って諦めさせようぜ、って選手に言ってるんだ。追われるつらさや焦り? そういうのは今のところないね」

 この試合で広島に2―8と大敗を喫した巨人は2連敗となり、現在は今季最多となる5連敗中。広島との5差はたったの4日間で2となり、前カードで3タテを食らったDeNAには0.5差に肉薄された。巨人の首位陥落は時間の問題。「1点差恐怖症」が解消されない限り、2チームに抜かれ、置いてけぼりになることもありそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」