“補強マニア”原監督の思惑外れ…巨人を悩ます深刻な投手難

公開日: 更新日:

 巨人ドラフト1位ルーキー高橋優貴(22=八戸学院大)が7月31日、広島打線にKOされた。

 初回、いきなり先頭の西川、2番の菊池涼に2者連続本塁打を浴びて2点を失った。三回には1死で菊池涼、バティスタに2者連続四球を与え、一、二塁。4番・鈴木に左前へ適時打を浴びて3点目を失うと、早々と交代を告げられた。

 2回3分の1を56球4安打3失点2四球。前回登板のDeNA戦は2回3分の2で降板したが、さらに早いプロ最短でのKOとなった。

 プロ野球の今季中のトレードと新たな契約が可能な期間がこの日、終了した。

 オフに大補強を敢行した巨人は、開幕後も動いた。6月下旬にデラロサを緊急補強。鍵谷、藤岡、古川の3投手をトレードで獲得した。26日には育成の堀岡と支配下契約。どちらかというと、課題であるリリーフ陣の補強が狙いだった。試合前までチーム防御率は3.75でリーグ4位。ただ、先発陣は3.60で同1位。救援陣は4.00で同ワースト2位。先発とリリーフの差ははっきり数字に表れているが、実際は先発陣も苦しい。層が薄いのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」