酷使の中川が白星フイに…巨人のブルペンは“ブラック企業”

公開日: 更新日:

■田口は10試合連続登板

 ヘトヘトなのは、中川だけではない。この日の試合前時点でのセ・リーグの登板数上位30人のうち、投球回数が登板試合数を上回っているのは11人。そのうちの2人が中川と田口麗斗(23)だ。ちなみに、救援陣の防御率がリーグトップの阪神には1人もいない。

 特に田口は、イニングまたぎの登板が少なくなく、7月には10試合連続登板。“10連投”はセのタイ記録で巨人では初だと話題になった。チーム関係者が言う。

「開幕ローテーションを外れた今季の田口は二軍で先発として調整していながら、5月にリリーフとして一軍に昇格。6月には2試合に先発して再びリリーフとフル回転です。さすがに登板したここ10試合のうち4試合で失点するなど、疲労もピークでしょう。35試合に登板している高木京介にも疲れが見えます」

 試合後、「価値ある引き分け」と言った原監督は、同点適時打を許した中川には、「これで彼のエネルギーが増すでしょう。こんなことでクヨクヨしていられない」と奮起を促した。“酷使”が続くリリーフ陣、エネルギーの残量が気になるところだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景