大船渡・佐々木U18日本代表内定か W杯の球数制限も追い風
「大船渡の佐々木朗希はどうやらU18日本代表のメンバーに選ばれ、韓国にも行くことになりそうです」
こう言うのは、さる高野連関係者。熱戦が繰り広げられている甲子園球場で13日、U18日本代表の選考委員会が開かれていた。
今年のU18ワールドカップは8月30日から9月8日まで、韓国で行われる。
■「戦力になる選手を選ぶ」
日本代表の指揮を執るのは昨年のアジア選手権に続き永田裕治監督(前報徳学園監督)。4月1日に1次候補選手37人が発表され、4月5日から3日間、関西で合宿を行った。大船渡の佐々木が163キロをマークして日本中を仰天させたのは合宿中の紅白戦だった。
その佐々木は甲子園出場のかかった岩手大会決勝の花巻東戦に登板どころか出場もせず、大船渡は敗退。「(出れば)故障の可能性が高かった」と大船渡の国保監督は説明し、その是非は依然としてマスコミを賑わせている。
永田監督は親しい関係者に「今年はとにかく勝たなければならない。将来性とかではなく、現時点で、勝つための戦力になる選手を選びたい」と話しているという。