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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

“非伝統国”で初開催される今大会を世界中の関係者が注目

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■Jリーグ開幕とともに凋落

 この大会が広く日本人に認知されたのは4年前。日本が、過去に2度の優勝経験を持つ南アフリカ代表を初戦で34―32と破り、世界的に「スポーツ史上最大の番狂わせ」と報じられたときだ。この金星は“五郎丸ブーム”に象徴されるように、ラグビーの認知度を飛躍的に高めた。

 しかし、代表選手が帰国し、所属チームに戻ったときに、それまでラグビーに関心のなかった人々がトップリーグの試合会場に殺到するや、これまで数千人程度だった観客が一気に増えたため、秩父宮ラグビー場をはじめ、各地で行われた開幕戦は入場制限が行われ、スタンドには空席も生じた。降って湧いたラグビーブームに対応できなかったのである。

 7月27日に行われた日本対フィジー戦(釜石鵜住居復興スタジアム)、翌週のトンガ戦(花園ラグビー場)こそ満員になったが、それは、大会の盛り上がりが日本代表の結果次第という現実をリアルに示したのに過ぎない。

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