著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

原監督よ かき集めた山盛り枯れ葉のたき火は目にしみるか

公開日: 更新日:

■熊手片手に5年ぶりV

 5年ぶりに優勝した巨人の原監督が目を真っ赤にして言った。

「涙腺が弱い」

 え~感動のさなかに申し訳ねえが、それを言うなら「涙腺が緩くなった」だ、相変わらずなまくらな日本語を振り回す。振り回すのはなまくらな日本語だけじゃねえ。

 せっかく高橋由伸前監督が手塩にかけて育てた岡本、吉川、重信らがやっと活躍し始めたところへ、熊手を振り回して、まあ手当たり次第にザクザクかき集めた丸、岩隈、炭谷、中島……。かき集めて盛り上げといてボワッと火を付けて、

「たき火だ、たき火だ、熱いよ熱いよ、うわ煙たくていやいやいや、どうも涙腺が弱いね」

 熊手片手に呵々大笑する原辰徳

 ロッテ一筋26年の引退セレモニーで福浦和也が、3万人の観客の熱狂で涙腺が緩んだ同じ日、千葉では日ハム対巨人戦もやっていた。雨で流れた交流戦? 違うよ、イースタン・リーグ。9月の連休最終日とあって鎌ケ谷スタジアム(通称鎌スタ)も超満員だった。観客は今年限りで引退する日ハムの実松一成捕手の引退試合に詰めかけたんだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束