著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

現役希望の中日マツザカへ マツザキは言いたいことがある

公開日: 更新日:

 中日松坂大輔がまだ現役を続けたいそうだ。春のキャンプでファンに腕を引っ張られて肩を痛めて以来、満足に投げられない。球団も来シーズンの契約は白紙と言い出した。

 それでもボクはもう一度投げ出したい。だから投げ出したくない(どっちだ?)。

 38歳といえばそろそろ野球選手の寿命かもしれん。キミが再び投げ出したとて速球はせいぜい130キロ、飛んでるハエも休憩できる。剛球投手が技巧派で針の穴を通すつっても針のむしろ。むしろ、そろそろ決断するのがよかろうと思うがどうだ?

 38といやぁオレの息子ぐらいの年だ。40、50はハナタレ小僧、60、70やっと現役、80すぎても2000万なきゃ暮らせねえ。年金だって出るかどうか財務大臣が「年寄りは早く死ね」と言いつつ、総理は「100歳現役」と言ってる、わけわかんない国だ。

 齢38がどうした。投手として投げ出さずに投手を投げ出してもいいんじゃねえか?(どっちだ?)

 なあ松坂クン、現役引退などと考えるから後ろ向きになるのだ。言い換えると、「第二の人生を歩む」のだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?