“視聴率女王”渋野日向子の予選落ち危機に中継局ビクビク

公開日: 更新日:

 日本テレビの悲鳴が聞こえてくる。

 27日に初日を迎えたゴルフのミヤギテレビ杯ダンロップ女子で、渋野日向子(20)が2オーバーの49位と出遅れた。最終18番でこの日唯一のバーディーを奪い、「よかった、よかった、よかったです」とようやく笑顔を見せたが、予選カットラインは2日目50位タイまで。予選落ちのピンチに、本人以上に気が気でないのは、29日の最終日を中継する日本テレビだろう。

 8月の全英制覇以来、渋野の出場試合は軒並み高視聴率をマーク。

 凱旋2戦目となったNEC軽井沢72女子ゴルフ最終日では、今季の女子ツアー最高となる12・3%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)を記録し、中継したフジテレビが沸いた。3戦目のニトリレディス最終日も10・3%と2ケタを突破し、優勝した前週のデサントレディース東海クラシックは8・6%。「平均で5%前後の女子ゴルフ中継ではいずれも異例の数字」(テレビ局関係者)だという。

 各局が“視聴率女王”と呼ぶ渋野の成績が数字に直結するだけに、画面にも映せない予選落ちだけは勘弁――が本音だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性