ラグビー日本 “唯一”の活路は公式球を生かしたキック多用

公開日: 更新日:

「今大会のボールは飛ぶ上に、よく浮くようだ」――。

 ラグビーW杯オーストラリア代表(通称ワラビーズ)のベテランSOバーナード・フォーリー(30)が、大会公式球についてこう明かした。

 29日の1次リーグ第2戦(東京スタジアム)で、今大会初めてスタメン起用されるフォーリーは、キャップ70と代表経験が豊富。70試合で221ゴールをマークし、キックの名手としても知られる。その豪州の司令塔は来日後の練習からボールに違和感を覚えていたそうで「ボールがどうであれ、当日(ウェールズ戦)は自分のキックをすることが重要だが、蹴る際には調節が必要になるかもしれない」と話した。

 トライ後のコンバージョンやペナルティーキック、陣地を挽回するタッチキックなどで飛距離が出ることに支障はないが、問題は相手バックスと競り合うコンテストといわれるキックだ。ピンポイントな落下を求められるため、フォーリーが指摘するように「調節」が必要になる。

 そこで日本代表だ。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは一時期、キックを多用する戦術をとってきたが、不用意なキックから逆にカウンターを許してピンチを招くケースが目立つため、以前ほど、キックには頼らなくなった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒