日本一王手ソフトB 松田と内川は“非情采配”でも存在感

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 いよいよ日本一にリーチをかけた。

 ソフトバンクは昨22日も快勝し、日本シリーズ3連勝。DHが使えないセのホームゲームということもあり、右翼にグラシアル、左翼にデスパイネという超攻撃的布陣で巨人を打ち砕いた。

 ソフトバンクは昨季もリーグ2位から日本一を達成したように、短期決戦の強さは折り紙付きだが、ナインに気の緩みはない。ある球団スタッフは「ベテラン2人のおかげです」と、こう言う。

「工藤監督は楽天とのCSファーストステージで、松田(36)を2戦目からスタメン落ちさせた。西武とのファイナルステージでは、内川(37)に代打を送るなど、非情な采配を見せている。若手や中堅は、『あの2人ですら打てなきゃ代えられるのだから、俺らも……』と危機感を抱いている。ただし、工藤監督が厳しい采配に徹することができるのは内川と松田の性格が大きい。スタメン落ちや代打を出されたからといって、腐るタイプじゃないですから。むしろ、ベンチで率先して声を出している。だからこそ、選手はガチガチにならず、ほどよい緊張感で試合に臨んでいる。仮に2人が『あの人』のような性格だったら、工藤監督もここまで自由にタクトを振るえたかどうか……」

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