ロッテ1位・佐々木朗希<1>野球経験なしの父が放った本塁打

公開日: 更新日:

 岩手県大会決勝の花巻東戦で、故障を防ぐために登板を回避。試合後、「投げたい気持ちはあった」と悔しがる表情をテレビで見て、ああ、3年前も同じような顔をしていたなと思った。

 朗希は中学3年の8月、KWB東日本大会(函館・千代台球場)に出場。強豪・埼玉スーパースターズとの最終戦、勝てば全国大会への出場が決まるという試合で、満を持して先発した。故障明けだったため、首脳陣は抑えを任せることが多かったが、最速141キロをマークするまでに成長していた朗希に、大一番を託したのだ。

 しかし、相手が一枚上だった。三回までに4失点。当時の監督・鈴木賢太さんがベンチにいる朗希を呼び、「ここで終わりな」と降板を告げた。

 ところが、朗希は「まだ投げたいです!」と強い口調で続投を直訴。大会期間中、ベンチで大きな声を出し、仲間を鼓舞するほど野球にのめり込んでいた。打たれて気持ちが萎えるどころか、負けず嫌いの本性をむき出しにしたのだ。

「これ以上やってもケガをするかもしれない。他の投手に投げさせて、経験させた方がいい」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  2. 2

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  5. 5

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  1. 6

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  4. 9

    はつらつプレーで4人に音楽の喜びを取り戻させた陰のMVP

  5. 10

    木原稔官房長官「国会会期延長必要ない」が波紋呼び修正…失言連発で“調整役”として機能せず