美馬がロッテ決断 巨人FA争奪戦初敗北で問われる補強姿勢

公開日: 更新日:

 楽天からFA宣言した美馬学(33)がロッテ入りを決断した。

 巨人の大塚淳弘球団副代表(60)は15日、都内で美馬と会い、5度目の対面で断りの意思を伝えられたと明かした。「10時ごろに本人から電話があって夕方に会いたいと。そこで伝えられました」と肩を落とした。

 美馬は在京球団への移籍を希望。巨人は投手が補強ポイントで在京球団で移動の負担が少ないことなどをアピールし、破格の条件も用意した。他にヤクルト、宣言残留を認めていた楽天を含めた4球団の争いであったが、選ばれたのはロッテだった。

 巨人にとっては痛恨の敗北である。球団が獲得を表明したFA戦線で、国内の球団に敗れるのは初の屈辱。ロッテの3年総額5億円超という条件は巨人とほぼ差はなく、13日には宮崎キャンプから帰京した原辰徳監督(61)が4度目の交渉に直接出馬。美馬に向かって「一緒にやろう」と口説いたばかりだっただけに、関係者のショックは大きいものがある。

■取ってダメなら即二軍

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い