DeNA筒香がポスティング申請 “異例の早さ”に隠された狙い

公開日: 更新日:

 15日、DeNAが筒香嘉智(27)のポスティング申請手続きをNPBに行ったと発表した。NPBからMLB側への通知も完了。MLBの手続き終了後、翌日から30日間の交渉が可能になる。

 ポスティングの申請は12月5日まで可能。同制度を利用する日本人選手は近年、12月に入ってから手続きをする選手がほとんどだった。そんな中、かなり早期の申請となったことに、DeNAの三原球団代表は「代理人と相談して、ウインターミーティングをターゲットとしてというのが一番」と説明している。

 ここまで早い決断をした筒香、そして代理人の狙いは何なのか。

 大リーグに詳しい野球文化学会会長で名城大准教授の鈴村裕輔氏はこう話す。

「ここ数年、FA市場の動きが遅くなっています。昨年は特にもつれ、ハーパーやマチャドが契約合意に時間を費やした。レッドソックスからFAとなったキンブレルがカブスと契約合意に至ったのは、ドラフト後の6月でした。今オフは野手にも大物選手が多く控えているため、マーケットの停滞が予想されます。筒香選手は良くも悪くも大物としては期待されていない。申請を遅くすれば大物選手と時期が重なり、筒香選手は後回しにされる可能性が高くなります。そうなると、球団が大物野手に予算を使い果たした後では見向きもされず、売れ残る危険も出てくる。代理人はそれを見越し、できるだけ早く存在感をアピールしようと判断したのでしょう。FA選手は本来、安く買い叩かれるのを懸念して早く契約することを躊躇しますが、筒香選手の場合はアピールしないといけない立場。金額にこだわらないのであれば、早い方が得策ということになります」

 レギュラー出場できれば、地域や球団はこだわらないという筒香。交渉がまとまれば、来月中旬にも移籍先が決まる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 2

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希の快進撃に暗雲…正捕手スミスが離脱、大谷が“何度も首を振った”ラッシングが代役に

  4. 4

    ブルージェイズ岡本和真がファンから支持されるワケ 日本&カナダの“組織票”で球宴スタメンなるか

  5. 5

    新庄監督またチクリも…上沢直之に選手や関係者が同情するワケ 日本ハム提示「1億7000万円未満」説まで浮上

  1. 6

    米国内調査結果で驚きの結果…W杯期間中の主役はメッシでもC・ロナウドでもなく大谷翔平だった!

  2. 7

    大谷翔平が尻を“血だらけ”にしながら今季7勝目「こういうこともある」とコメント

  3. 8

    小笠原慎之介に「実質FA移籍」の揶揄…巨人入りは“いろんな意味”でイバラ道

  4. 9

    佐々木朗希の選手会脱退が若手逸材に飛び火 「電通が動いているんじゃないか」と広がった疑心暗鬼

  5. 10

    ナショナルズ小笠原慎之介「巨人入り」のウラ…「メジャー昇格の芽なし」の悲しい現実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ブルージェイズ岡本和真がファンから支持されるワケ 日本&カナダの“組織票”で球宴スタメンなるか

  2. 2

    高市首相G7サミット「成功」は眉ツバ…トランプ大統領ほか各国首脳からスルーされ“ボッチ”が実態か

  3. 3

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  4. 4

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  5. 5

    中傷動画より突っ込まれたくない高市事務所の“急所” 疑惑の本丸「サナエトークン」国会での追及本格化

  1. 6

    任侠界も騒然…当局も確認に走った超大物極道トップの死亡説

  2. 7

    異例の人事が“対岸の火事”では済まない3球団…楽天・吉井新監督はシーズン途中の外部招へい

  3. 8

    白石聖は「豊臣兄弟!」代役から7月連ドラヒロインに大抜擢 “ラッキーガール”にかかる期待とリスク

  4. 9

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  5. 10

    大谷翔平が尻を“血だらけ”にしながら今季7勝目「こういうこともある」とコメント