西武1位・宮川哲 ボーイズの仲間が舌を巻いた父の剛速球

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 社会人野球経験のある会社員の父・秀太郎さん(49)と、保育士の母・ひとみさん(53)のもと、奈良県生駒市で生まれ育った宮川の実家は2階建ての一軒家。生駒山のふもとにあり、田んぼや畑に囲まれ、自然豊かな環境で育った。

「父も兄も野球をしていたので、僕も自然と……ですね。田んぼの中で野球をしたこともありますよ。僕らが野球をやっていた公園は小さい上に、子供が打っても普通にネットを越えちゃうんですよ。だから、外野を守るときは最初から公園の外にある田んぼの中(笑い)。あ、もちろん稲がない時期だけですよ」(宮川)

 両親の思い出についても、こう語る。

「母は僕ら兄弟が小学生、中学生の頃が、一番忙しかったんじゃないかな。3人とも野球をしていたので……。だから、当時は保育士の仕事もあまりやっていなかった。子供の頃はめちゃくちゃ怒られましたよ。田んぼで遊んで泥だらけになって家に帰ると、『その格好で入ってくるな!』とか。父は野球になると厳しかったですね。中途半端は絶対に許さない。家では母に、野球では父によく怒られていました」

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