中日1位・石川昂弥 元球児の父が明かすビッグマウスの原点

公開日: 更新日:

「昂弥はガツガツしないマイペースなタイプ。弟はチャラいというか、今どきな感じです。ただ、キャプテンをやっていて、周りをまとめる素質は弟のほうがあるかもしれません。高校は弟も東邦かな。当然、プロを目指していると思います」(尋貴さん)

 尋貴さんは昂弥の入団と共に「ツースリー大府」のコーチに就任。小学校を卒業するまで4年間、二人三脚を続けた。

「小学生の頃はコーチとして怒ることもありました。『裏で支えてくれている人が常にいるということを忘れちゃいけないよ』ということはずっと言ってきました」

 昂弥はドラフト会議後の会見では目標を「三冠王」と宣言。「落合(博満)さんのようなバッティングができればいいなと思います」と話した。ルーキーが大きな夢を語れば、「ビッグマウス」と呼ばれることもしばしばだが、尋貴さんはこう言う。

「普段はああやって大きなことを言っていますけど、考えていることや思っていることは言わないと実現しない。そこで小さなことを言っていると、それが目標になってしまうので、『言葉にすることが大事だぞ』というのは言ってきました。本人は『ホームランは狙わない』と言っていますが、期待されているのは長打。そこは狙ってほしい。あとはできるだけ長くやってほしいですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然