広島・長野がV逸責任痛感 年俸5000万円減は来季の“期待料”
広島・長野久義外野手(35)が12日、球団事務所で巨人から移籍後初の契約更改に臨み、5000万円ダウンの年俸1億7000万円でサインした。
巨人にFA移籍した丸の人的補償で移籍した今季、大きな注目を集めたが、プロ10年目で自己最少の72試合の出場にとどまり、打率・250、5本塁打、20打点。いずれも自己ワーストの成績に終わった。
長野は「初めてのことばかりで戸惑うことが多かったけど、いい経験をさせていただいた。チームが勝てなかった。自分の成績も良くなかったので、申し訳なく思っています」とV逸の責任を背負った。球団からは「まだまだできる」とゲキを飛ばされたという。査定にシビアな広島では、むしろ5000万円減で済んだといえるかもしれない。
巨人2年目に首位打者、3年目に最多安打のタイトルを獲得するなど華々しい実績を誇る。海外FA権を持つが、来季も広島でプレーする。「一つでも多くチームの勝利に貢献できる打撃、守備、走塁をやりたい」とリベンジを誓った。
来季11年目。古巣巨人を倒し、1984年以来36年ぶりの日本一に導くまで、広島のユニホームは脱げそうにない。