遅咲きのエース大橋悠依 メダル取りに必要な「5つの条件」

公開日: 更新日:

競泳女子個人メドレー・大橋悠依(24)

「遅咲きのエース」といわれる。

 19年夏の世界水泳200メートル個人メドレー決勝で、泳法違反を犯して失格。しかし、その後の400メートル個人メドレーでは、175センチの長身から繰り出す大きなストロークを生かし、銅メダルを獲得した。

 ロサンゼルス五輪200メートル平泳ぎ4位など、ソウルを含めて2度の五輪に出場し、現在はベビースイミング主宰者、スポーツコンサルタントとして活躍する長崎宏子氏はこう語る。

「年齢的に落ち着いてレース展開を考えることができる強みがあります。手足の長さから生み出される滑らかな泳ぎは、全ての競泳選手が求める省エネ泳法。だからこそ400メートル個人メドレーという最も過酷な種目で強さを見せることができます。彼女のように背泳ぎで才能を開花させたジュニア選手は自由形も得意。片手、片足ずつの泳法という意味で共通するからです。自由形を得意とする選手は、ラストスパートを利かせることができるので個人メドレーでは有利。彼女が最も注意しなければならないのは平泳ぎです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々