筒香移籍先タンパベイ・レイズは野球素人の戦略で全米席巻

公開日: 更新日:

 野球に関しては門外漢の3人が現チームの根幹を築いた。フリードマンはその手腕を買われて14年10月からドジャースの編成部門の責任者に。低予算ながら結果を出すレイズの手法は、いまや他球団から引っ張りだこ。監督やコーチに加えて、データ解析部門やスカウト部門のスタッフたちは、「レイズ」の肩書を買われてメジャー全体に広がりつつある。低予算でデータを重視する球団が、筒香には野手で2番目に高額な「2年13億円」の値段をつけたのだから、期待されているのは間違いない。

【規律重視】
 ケビン・キャッシュ監督(42)は、規律や多様性を重視する。フロントが打ち出すデータ野球を的確に実行するには、ナインがひとつの方向を向くことが不可欠。フォア・ザ・チームを徹底し、選手には複数のポジションを守ることを要求する。ただ打つだけの選手は好まない。筒香は左翼以外に三塁や一塁を守れる触れ込みだが、投手中心にディフェンス重視のチームだけに、なおさらどのポジションも無難にこなすことが求められる。キャッシュ監督は90勝をマークした4年目の2018オフ、契約を延長。新たに24年までの6年契約を結んだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー