著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

メッセ、鳥谷の不在でどうしても外国人7人衆を見てしまう

公開日: 更新日:

あのロサリオの場合は…

 さて、この外国人7人衆だが(foreignerだから「Fセブン」とでも呼ぼうかと思ったけど、なつかしの「F1セブン」と似るのでやめました)、キャンプの様子を見ると、投打のちがいはあれども、やはり外国人同士で固まっていた。見知らぬ異国の地にいきなり放り込まれたのだから、普通は誰だってそうなるだろう。マルテ、ガルシア、スアレスは日本野球経験者だが、他は初体験だ。彼らにしてみれば、同じ境遇の者同士で切磋琢磨できるのはありがたいだろう。

 そう思うと、今年の阪神の外国人選手に期待感が高まってきた。単純に7人もいれば何人かは当たるだろうという思いもあるが、それ以上に注目したいのは7人で練習に励むことの効果だ。競争心も刺激されるだろうし、悩みも共有できる。そうやって有意義なキャンプを過ごせば、結果も良くなるのではないか。

 そういえば、2018年に鳴り物入りで来日したものの、わずか8本塁打という悲惨な成績に終わったロサリオは、春季キャンプ中によく一人でバットを振っていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性