巨人・阿部二軍監督は夜もグラス片手に宿舎の自室で指導

公開日: 更新日:

 指導通り、4日に行われた最初の紅白戦で“押し出す”ように右前打。一軍昇格の足掛かりをつかんだ。前出の二軍関係者は「フリー打撃の最中、阿部二軍監督がある選手に『次スクイズ』と指示をした。その選手が失敗すると、『おいっ!』と一喝。グラウンドの空気が一気に張り詰めた。去年より緊張感がありますね」と変化を明かしている。

 新指揮官の右腕として傍らにいることが多い村田修一二軍野手総合コーチ(39)がこう言う。

「阿部監督とは『量で質をつくっていこう』と話し合って、キャンプではとにかくバットを振ってヒットを打つ力をつけることをテーマにやっています。これだけ振ったんだから、という気持ちで試合に臨むためには、まずは量をこなさないといけない。あとは気持ちを前面に出そうというのも阿部監督の方針。ここはファームなので、形の前にやることがあるということです」

 モタは支配下登録を勝ち取るべく一軍で奮闘中。この日のロッテ戦はフル出場を果たしたが、5タコに終わった。

 新風を吹き込んでいる新二軍指揮官。周囲の評判は上々だが、「一軍への選手供給」という真価が問われるのはこれからである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"