広島・山田コーチ 星野監督が指導した地獄の浜松キャンプ

公開日: 更新日:

「あれは入団3年目、秋の浜松キャンプだった」

 山田コーチがこう言って目を細めた。

 83年ドラフト4位で中日に入団。当時指揮を執っていた山内監督は86年シーズンで退団、後釜となった星野仙一監督が秋季キャンプを前に選手に放った一言を、山田コーチは忘れられないという。

「いきなり『おまえら、覚悟しとけよ』だからね(笑い)。僕ら選手は、一体何をするのかドキドキ。いざキャンプが始まったら、朝からずーっと走らされる。それに加えて、ノックでゴロ捕球の練習ときた。ノックでは左右に振られるわ、飛び込まなきゃいけない打球を打たれるわ。僕ら若手だけでなく、一軍の選手もゴロ捕ばかりだった」

 星野監督は当時39歳。スパルタで鳴らす指導は、就任直後の浜松キャンプが原点だ。

「中には『バッティングなんてせんでええ! おまえはゴロ捕っとけ!』と、ノックだけで一日が終了することもあった。練習試合なんかもやったけど、出ない選手はずっとノックか走るか。ようやく練習が終わって、宿舎に帰るバスに乗り込んだはいいものの、いざ降りる段になったら両足がつって動けなかった(苦笑い)。あれはきつかったけど、そのおかげで今がある。その後は一軍で試合にも出してくれるようになりましたからね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  2. 2

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  3. 3

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  4. 4

    佐藤輝明の「メジャー移籍強行突破」に現実味…“阪神残留説”も「折れるつもりはない」の声

  5. 5

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  1. 6

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  2. 7

    甲子園史上最速156キロ横浜・織田翔希にNPBスカウト早くも白旗 「直メジャー」なら契約金5億円も

  3. 8

    日本ハム清宮幸太郎は「代打打率.625」 スタメン落ちに文句タラタラでも新庄監督の思うツボ

  4. 9

    沖縄尚学・末吉良丞は「TJ手術見込み」でもドラフト指名されるのか…プロ入り断念、大学進学のウワサも噴出

  5. 10

    日本ハム新庄監督に「自分に甘く他人に厳しい」の特大ブーメラン! “お気持ち表明”も非難轟々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道