ソフトB・工藤監督に直訴 のんびり屋バレが尻に火の第1号

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 置かれている立場がわかっているのだろう。

 ヤクルトから移籍したソフトバンクのバレンティン(35)がロッテとの練習試合で“移籍第1号”の2ランを放った。この日は第2打席まで凡退。志願した六回の第3打席は、外角球をうまくすくって左中間フェンスを越えた。

 23日のオープン戦初戦(オリックス戦)は、若手主体のメンバーで戦うつもりの工藤監督に「パの投手の特徴を知りたい」と出場を直訴。4番・指名打者で2打席立ち、三回に中犠飛で走者をかえした。

 チームには昨季36本塁打のデスパイネ(33)と28本のグラシアル(34)がいる。昨年国内FA権を取得したバレは今季から日本人扱いだが、「右の大砲」という点は他の2人と同じ。古巣では入団した2011年から3年連続本塁打王を獲得。13年にはNPB最多の60本塁打を記録し、9年間で通算288本を放った球界屈指のスラッガーだ。しかも、移籍条件は2年総額10億円の好条件。それでもアピールを続けなければ開幕してから出番がないことは、「のんびり屋」でもわかっているようだ。

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