サンプドリア試合延期…DF吉田麻也がコロナ禍で“最悪事態”

公開日: 更新日:

 1月の移籍期間中に英プレミアリーグからイタリア・セリエAのサンプドリアに移籍したDF吉田麻也(31)。待望のイタリアデビューが延び延びになっていたが、現地2日(日本時間3日未明)のナイトゲーム・ベローナ戦で「イタリアデビューを飾る」と地元メディアも書き立てた。ところが――。

 試合当日に<5月13日に延期される>ことが発表された。イタリアでも猛威を振るう新型コロナウイルスの影響である。

「サンプドリアvsベローナは当初、無観客で開催される予定になっていました。イタリアでの新型コロナウイルスは、北部3州を中心に感染者が急増して2000人を超える勢いです。すでに、ロンバルディア州のミランやインテル、それにエミリア・ロマーニャ州のパルマなどの試合が延期となっていた。今回、北西部ジェノバが本拠地であるサンプドリアの延期が決定し、イタリア国内では『欧州で突出して感染者の多いイタリアのセリエAは、このまま開催できない状態が続いてシーズンが終わってしまうのでは?』と囁かれるようになった」(放送関係者)

 そうなったら吉田にとって最悪の事態となる。というのも、吉田はサウサンプトンで今季戦力外となり、出場機会を求めてサンプドリア移籍を決意した。日本代表のレギュラーの座を守るためにも、東京五輪代表オーバーエージ(OA)枠に入るためにも、新天地で活躍する必要があった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方