センバツ中止が選手と出場校に与える計り知れないダメージ

公開日: 更新日:

「残念だが、夏に向けて気持ちを切り替えてやるしかない」

 センバツ中止の報を受け、出場32校の大半の監督や主将はこうコメントしたが、「気持ちを切り替える」のは至難の業ではないか。

 昨秋の地方大会と地区大会を勝ち抜き、やっとつかんだ甲子園切符。球児たちは19日の開幕に向けて体も気持ちもピークにもっていくような調整をしていた。1週間前には無観客ながら開催を前提とした準備をするよう指示されてもいる。なのに突然、はしごを外された。中止が決まって泣き崩れた球児がいたのも当然で、甲子園という目標を失ったいまの選手たちは腑抜けみたいなものだろう。

 ある出場校の野球部関係者は「夏に向けて頑張って欲しいけど、気持ちをすぐに切り替えることはできないと思う。落ち込んだ生徒たちが心配です」と話している。

 高野連の八田会長は会見で、「高校野球は学校教育の一環」と繰り返したが、甲子園を目指すような球児にとっての高校野球は「教育」以上の存在になっている。甲子園は野球で一流企業、名門大学に進むための登竜門。プロを目指す球児にとってはショーケースなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?