巨人“投壊”OP戦最下位決定…開幕延期活用でトレード補強か

公開日: 更新日:

 また負けた。

 巨人は15日、楽天に3―7で敗れ、4分けを挟む9連敗。球団ワーストを更新する13試合勝ち星なしの2勝10敗4分けで、オープン戦を最下位で終えた。

 先発左腕・田口麗斗(24)は四回までは3安打1失点と好投していたが、五回に5連打を浴びて5失点と崩れた。結局、5回途中8安打6失点でKO。「ランナーを背負ってから、もうちょっとメリハリのある投球をしないといけない」と反省した。打たれた8安打中、左打者に6安打を浴びた。試合後、「左打者への研究が必要」と注文をつけた原監督は「(先発ローテは)6人中5人が決まっている」と明かしたが、投手陣は壊滅的な状況だ。

 畠、高橋が故障で離脱。オープン戦終盤には、戸郷や桜井が打ち込まれ、原監督が「まずは先発がしっかりしないと」と苦言を呈すなど、チーム防御率は4・37(12球団中9位)。通常通りの20日開幕でなくて良かった、といわれても仕方がない惨状である。

「原監督は特に桜井について『一生懸命投げている。それしか言えない』とかなり失望した様子で、ほぼ当確ランプがともっていた開幕ローテは白紙に戻った。宮本投手チーフコーチも中継ぎ転向の可能性を示唆している。先発が駒不足だけに、外国人の緊急補強の可能性はあるが、同時に『国内トレード』に動くことも視野に入れているでしょう。開幕延期で交渉の時間はたっぷりありますから」(球界関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較