韓国女子プロ協会の大英断 開幕戦経費を“自腹”で負担

公開日: 更新日:

 全世界で猛威をふるうコロナウイルスに対して、先頭に立って安定化の道を進む韓国で、5月14日から女子プロゴルフ大会が復活する。しかも、観客を受け入れるという大英断だ。

 その大会はKLPGA選手権大会。韓国のメジャー大会のひとつである。この大会のスポンサーはなし。つまりKLPGAがスポンサーとなる例外的な大会だ。賞金総額は23億ウオン(約2億200万円)。優勝賞金は1億6000万ウオン(約1400万円)。参加選手は144人。このご時世でもあり、全員に賞金が配られる。「MDF」というシステムで2日目を終わって上位102人が3日目に進む。3日目で70位までが最終日にプレーできる。

 この大会にスポンサーをつけなかったのは、KLPGAがコロナ対策に自信を持っている証拠でもある。スポンサーをつけた場合、もしコロナ感染者が出たら、スポンサーにとっては大きな打撃となる。スポンサーが嫌がる実質的な開幕戦をKLPGAという組織が引き受けるという大決断である。

■「炭鉱のカナリア」の役割を協会が担う

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋