韓国女子プロ協会の大英断 開幕戦経費を“自腹”で負担

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 全世界で猛威をふるうコロナウイルスに対して、先頭に立って安定化の道を進む韓国で、5月14日から女子プロゴルフ大会が復活する。しかも、観客を受け入れるという大英断だ。

 その大会はKLPGA選手権大会。韓国のメジャー大会のひとつである。この大会のスポンサーはなし。つまりKLPGAがスポンサーとなる例外的な大会だ。賞金総額は23億ウオン(約2億200万円)。優勝賞金は1億6000万ウオン(約1400万円)。参加選手は144人。このご時世でもあり、全員に賞金が配られる。「MDF」というシステムで2日目を終わって上位102人が3日目に進む。3日目で70位までが最終日にプレーできる。

 この大会にスポンサーをつけなかったのは、KLPGAがコロナ対策に自信を持っている証拠でもある。スポンサーをつけた場合、もしコロナ感染者が出たら、スポンサーにとっては大きな打撃となる。スポンサーが嫌がる実質的な開幕戦をKLPGAという組織が引き受けるという大決断である。

■「炭鉱のカナリア」の役割を協会が担う

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