コロナ禍で逆風も独リーグ再開 強行の裏に選手の“心の病”

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 新型コロナウイルス禍で世界中のサッカーが大打撃を受けている中、ドイツがリーグを再開すると明らかにした。

 ドイツのメルケル首相が現地6日、当面は無観客で試合を開催するなどの条件付きながら「5月からの開催を認可する」と発表したのである。

 そして7日、ドイツ・リーグが16日に再開することを正式に発表した。いずれにしてもサッカー大国のリーグ再開は、他国に大きな影響を及ぼすだろう。

 もっとも逆風も吹いている。4日、ドイツ協会がプロ選手とスタッフら1724件のウイルス検査を実施。すると10件の陽性反応があった。さらに、2部アウエが「5日に選手1人から陽性反応が出た」として活動を停止すると発表。足並みの乱れもあり、ドイツ国内からも「見切り発車ではないか?」と、いぶかる声が聞こえてくる。

「ドイツ国内から、感染リスクを一番背負っている選手から『危険を承知でプレーしたい』という意見が数多く出ているのです」と欧州のサッカー事情に詳しい関係者がこう続ける。

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