大相撲の独自コロナ予防策「出稽古」当面禁止の大ダメージ

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 頭を抱える部屋もありそうだ。

 25日、全国で緊急事態宣言が解除された。それでも独自の予防策を講じているのが相撲協会である。ぶつかり稽古や申し合いは個々の親方の判断で解禁している部屋もあるものの、出稽古は当面禁止。他の部屋との接触を極力なくすことで、万が一を防ぐためだ。

 近年の出稽古は、本場所の前に行われるのが恒例になっていた。主に調整や、本場所で当たるであろう相手の研究、対策が目的だ。7月場所(19日初日)まで2カ月近くある現在、そもそも出稽古に赴く力士は少ないとはいえ、禁止が続けば問題が生じる。

「所属力士が少ない、あるいは関取とその下のレベルが離れすぎている部屋などはダメージがあるだろうね。そうした部屋は普段から力士の調整や稽古に四苦八苦。特に幕内力士になると、こと実戦という面では幕下以下といくら稽古しても力量差がありすぎて身にならない。部屋の中には期間を問わず、ほぼ毎日のように同じ一門の部屋に出稽古に行っているところもある。大半の部屋は影響がなくても、『調整しようにもできない』と悩む親方や力士もいる」(ある親方)

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