学生アスリートに試練 メダル候補も合宿先でリモート授業

公開日: 更新日:

 コロナ禍による非常事態で大学生アスリートが四苦八苦しているという。

 来年の東京五輪代表に内定している学生選手が、練習場所の確保もままならないうえに、大学の業リモート授業に苦戦しているというのだ。

 現時点で五輪出場権を手にしている主な大学生は、男子レスリングフリースタイル65キロ級の乙黒拓斗(21=山梨学院大学4年)、女子トランポリンの森ひかる(20=金沢学院大学3年)の2人だ。

 乙黒(2018年ブダペスト)、森(19年東京)とも世界選手権を制し、来年の五輪で表彰台を期待される選手であっても、一般の学生とともにパソコン、タブレットを使用したオンライン授業を受けたり、リポートや課題の提出に追われる日々を過ごしている。

 非常事態宣言の解除を受け、各競技団体とも東京五輪に向けて動き始めている。レスリング協会では男女3スタイルとも7月に強化合宿を行う方針を明らかにし、ナショナルトレーニングセンター(東京・北区)での練習再開が認められ次第、多くの団体も続くと見られている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動