パは中途半端でもファイナルS開催 セへの意地かプライドか

公開日: 更新日:

 やらない方がマシかもしれない。

 セは今季のCSを中止、パはファイナルステージのみ行うことを15日、NPBが発表した。

 コロナ禍の影響で日程はすし詰め状態。万が一雨天順延が続けば、120試合の消化もギリギリだ。ドーム球場が2つしかないセがCSの開催を断念したのも無理はないだろう。一方、いかにも中途半端なのはパだ。

 3位チームはカヤの外、1位と2位球団のみがファイナルステージで戦う。試合数は従来の6試合制から4試合に削減。優勝球団への1勝のアドバンテージを含め、3勝した方が日本シリーズに進出する。

 パ球団のあるコーチは「これでは優勝チームのアドバンテージがないに等しい」と首をひねる。

「2位チームは最初からエースをつぎ込める。通常ならエースをはじめ好投手はファーストステージで投げ、ファイナルステージには後半からしか投げられない。そのハンディが今季はない。しかも、4試合制と日程まで短縮されるとなれば、初戦を取ったチームが波に乗って連勝すれば終わりです。こうなると1勝のアドバンテージなんて、あってなきがごとしだ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い