著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

森保兼任監督体制は合理的だが監督が非常に忙しいのも事実

公開日: 更新日:

 反町氏がしみじみと語るのも、実際にA代表と五輪代表を同時期に指導した経験があるから。

 オシム代表監督体制だった06~07年にA代表のコーチと北京代表監督を兼務していたのだ。もっとも当時は役割分担が明確だった。

 07年アジア杯の時も、反町氏はA代表を途中離脱して五輪の活動に専念した。森保兼任体制続行なら、一定のルールがないと監督、コーチ陣は動きづらいだろう。

■招集した18人中17人がA代表に

「来年の五輪代表はU―24(24歳以下)という過去にないチーム構成になる。オーバーエージ枠を考える前に<事実上のA代表>という捉え方をしていいかもしれない。体制面のことは追って考えるけど、選手個々の国際経験値は冨安(健洋=ボローニャ)や久保(建英=マジョルカ)を筆頭に確実に上がった。12年前とは隔世の感がある。北京の頃は森本(貴幸=福岡)がカターニア、圭佑(本田=ボタフォゴ)がVVVフェンロにいるだけだった。五輪前に欧州から『ウチに来て』と言われる選手がたくさんいるのは心強い限りだよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」