大谷674日ぶり実戦マウンドは大荒れ “投げる”には課題山積

公開日: 更新日:

■被本塁打が増える可能性

 自身の意識改革がテーマになるうえ、今季は相手も強化された。

 大谷は開幕3戦目、26日日曜日(日本時間27日月曜日)のアスレチックス戦(オークランド)が復帰登板となる。渡米1年目の18年と同じように、週1回登板することが濃厚だ。毎週、日曜日の登板なら、レギュラーシーズン最後となる9月27日のドジャース戦(ロサンゼルス)まで10試合に投げることになる。ローテ通りなら10試合のうち2試合は、いずれも敵地オークランドのアスレチックス戦だ。大谷は敵地でのアスレチックス戦の防御率が4・50と振るわないうえ、今季のアスレチックス打線はこれまで以上にパワーアップしている。

「アスレチックスはチャップマン、オルソン、カナ(3人合わせて昨季は98本塁打)の中軸3人の他、18年の本塁打王(48本)デービスが今季は6、7番に入り、上位から下位まで一発のある打者が揃う。伸び盛りの若手も豊富で、下馬評ではア・リーグ西地区の優勝候補に挙がっており、戦力は今季同地区のドジャースよりも上とみられています。それに9月13日の日曜には敵地デンバーでロッキーズ戦が組まれています。クアーズフィールドは標高1600メートル、マイルハイと呼ばれる高地に球場があり、気圧が低く、打球が飛ぶことで知られています。ロッキーズには球場の特性を生かしたパワーヒッターが多い。このロッキーズ戦やアスレチックス戦も含め、復帰1年目の大谷は被本塁打が増える可能性はあります」(スポーツライター・友成那智氏)

 投げる仕事が加わった分、今季の大谷がクリアしなければならない課題は多い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  4. 9

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず