再開J初のコロナ感染で試合中止…不透明なリーグの先行き

公開日: 更新日:

 26日のJ1広島―名古屋戦が中止となった。

 25日に名古屋DF宮原和也(24)の新型コロナウイルス感染が判明。その日に選手、スタッフ全員がPCR検査を行った結果、26日にMF渡辺柊斗(23)とスタッフの感染が分かり、キックオフ7時間前の同日午前11時に中止が決まった。

 Jリーグの村井満チェアマン(60)は、26日午前11時45分から行われたJリーグ・名古屋合同WEB会見で「選手もアスリートである前に社会の市民。社会的に感染が広まっていくなかで選手に感染者が出ることは時間の問題だと認識はしていた」とコメント。「コロナの感染の強さや恐ろしさを改めて再認識している。感染防止対策の努力をしていく必要がある」と続け、現状では<2週間に1回>のPCR検査を<週に1回>に増やすことも視野に入れながら「専門家の意見を拝聴しつつ、(再開前に規約などを改定した)試合実施要項を必要に応じて見直したい」などとコメントした。

 時間の問題と言われていた<選手にコロナ感染者が出る>事態が起きたわけだが、DF宮原の24日の発熱と頭痛は沈静化し、MF渡辺とスタッフの自覚症状なしは変わらず。当該チームの1試合を中止しただけで、リーグ戦は続行する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  2. 2

    Jリーグ得点ランク上位FWが日本代表入りできないワケ…「森保監督の確固たるポリシー」が背景に

  3. 3

    W杯組み合わせに森保監督「非常に厳しい」…GL初戦はオランダと激突、2位通過が現実ラインか

  4. 4

    【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔

  5. 5

    【チュニジア】アフリカ予選10戦無失点 堅守が光る「カルタゴの鷲」は日本が苦手とするチーム

  1. 6

    森保JにW杯グループリーグは「天国」にも「地獄」にも…FIFAが組み合わせ抽選「ポット分け」正式発表

  2. 7

    サッカー日本代表 森保一監督に「有名指揮官キラー(殺人者)」の称号…再脚光で世界から引く手あまた?

  3. 8

    W杯初16強の日韓大会で山本昌邦は「トルシエと選手とのフィルター役をこなした」

  4. 9

    【ポーランド&ウクライナ】1次リーグF組の最終枠は現時点で未定も「ウクライナが有力」と専門家

  5. 10

    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー