新谷仁美直撃<5>私の選手寿命は企業やスポンサーが決める

公開日: 更新日:

新谷仁美(東京五輪 女子長距離代表候補、32歳)

 コロナ禍で1年延期された東京五輪。新谷は「国民の皆さんが反対するなら開催する必要はない」ときっぱりと言った。インタビューの最終回は、そんなオリンピックへの思いや自身の引退について語った。

  ◇  ◇  ◇

 ――新谷さんにとって、オリンピックとはどのようなものですか。

「私を応援してくださる企業やスポンサー、家族や友人、恩師ら、すべての人の夢なので、その夢の舞台に必ず立って結果を出さなければいけないものです。私自身が夢を見る場ではありません。応援してくださる人たちの夢を実現させる。それが私にとってのオリンピックです」

 ――コロナ禍により東京五輪は1年延期になりましたが、国内だけでなく世界の感染状況を見ると来年の開催もどうなるかわかりません。もしも東京五輪が中止になっても、2024年のパリ五輪を目指しますか。

「30歳を越えているからでしょう、『新谷は東京五輪が最後だろう』とみている方もいると思います。でも、年齢なんて気にしていたらスタートラインに立てません。年齢で引退を決めつけられるのは面白くないですね。売られた喧嘩は買うタイプではありませんが、そんな言葉にはとても反感を持ちますね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ