渋野は58位沈没…高すぎた米ツアーの壁で海外遠征は大赤字

公開日: 更新日:

【全米女子プロゴルフ選手権】最終日

「悔いの残らない一日にしたい」

 前日にそう語り、11オーバー最下位(73位タイ)から発進した渋野日向子(21)は、3バーディー、3ボギーの70で回りスコアを伸ばせず58位フィニッシュ。4日間に一度もアンダーパーで回ることができなかった。

 63をマークして通算14アンダーでメジャー初優勝を挙げたキム・セヨン(27=韓国)とは25打の開きがあった。

「経験したことのない難しさがあった。メジャー勝者の名が恥ずかしいぐらい。12月の全米女子オープンに向けてしっかり準備したい」(渋野)

 8月7日の渡英から始まった渋野の海外遠征もいったん終わり、帰国する。コロナ禍により今年の米女子ツアーは予選会(Qシリーズ)がなくなり、当初の計画は大きく狂った。年内に海外で勝つしか参戦のチャンスがなくなり、メジャー2試合を含む米女子ツアー6大会に出場したのだ。

 ところが優勝争いどころか、トップ10は一度もなく、昨年勝った全英女子オープンを含め予選落ちは2回もあった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情