田中将メジャー残留の根拠 ヤ軍敗退の戦犯も楽天に戻らず

公開日: 更新日:

今の価値はどれくらい?

 それなら、いまの田中にはどれくらいの価値があるのか。ヤンキースは田中にどれくらいの金額を提示するのか。スポーツライターの友成那智氏はこう言った。

「今年FA市場に出る先発で確実にQOを受けるのは、防御率1・73でサイ・ヤング賞候補のバウアー(29=レッズ)くらい。QOを蹴ってレッズも含めた争奪戦の末、最終的に6年160億~190億円程度になるでしょう。田中は先発2、3番手の位置付けで、ヤンキースが提示するのは2年32億円ほど。他球団に移籍するとすれば3年53億円程度ではないか。先発がノドから手が出るほど不足しているレッドソックス、エンゼルス、フィリーズ、ジャイアンツあたりは資金力もあり、それくらいの金額を提示しても不思議ではありません」

 ヤンキース残留なら年16億円、それが不満で他球団に移籍すれば年18億円弱の3年契約が期待できるというのだ。

 田中は楽天最後の13年に24勝0敗1セーブ、防御率1・27の圧倒的な投球でチームの日本一に貢献。思い残すことがないくらいの成績を残してから海を渡った。そんな田中だけに思い入れのある古巣からラブコールを送られたとしても、メジャーで不完全燃焼のまま日本に帰ってくるとは思えないのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状