西武1位・渡部健人は中学で90kg 高校球児の父は柔道勧めた

公開日: 更新日:

「明るくて、いろいろな人に気兼ねなく話し掛けるタイプ。友達も多いんです。以前はよく家でフィリピン料理を作っていましたね。どんな料理? いや、僕は食べてないんですよ。なんか口に合わなくて(苦笑い)。姉と母で食べていましたね」(渡部)

 渡部が生まれ育ったのは横浜市旭区のひかりが丘団地。電車は通っておらず、相鉄線の鶴ケ峰駅からバスで10分程度の場所にある。昔は雑木林や田んぼが多く、再開発が進んだ現在も自然豊かな県立四季の森公園など、当時の面影を残す。

 野球は小学1年時に始め、白根中に進学すると強豪・中本牧シニアに所属。当時から渡部を知る村上林吉監督が言う。

「当時は主に遊撃をやっていました。あの体格ですが、意外と素早いし、肩も強い。確か入団した時から90キロくらいあったんじゃないかな。パワーは凄かったですよ。大会で北海道に遠征したとき、円山球場でとんでもないホームランをかっ飛ばした。あの球場は左翼スタンドに松の木が生えていますが、その一番太い木の幹にライナーでバカーン! ですよ。プロも使う球場ですよ? 開いた口が塞がりませんでした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり