西武1位・渡部健人は中学で90kg 高校球児の父は柔道勧めた

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■高校1年時に転校

 その後は横浜商大高に進学するも、家庭の事情で1年時に日本ウェルネス高に転校。1年間の出場禁止期間を乗り越え、3年春から4番を務めた。

 日本ウェルネス高の美齊津忠也監督が言う。

「出場禁止期間中はマネジャーの仕事をしながら部員にアドバイスをしていました。彼にとっては初めての経験でしょうね。あれだけの素質があれば、どんなチームでもレギュラーですから。それがスコアブックを書き、スタンドから声援を飛ばす。もしかしたら『やってられねえ』という気持ちもあったかもしれない。でも、決して腐らず、サポートに徹してくれていました」

 母の明るさ、父の優しさを受け継いだ渡部。おかわり、山川と続く巨漢の大砲という西武の系譜もまた、継承できるか。

▽わたなべ・けんと 1998年12月、神奈川県横浜市出身。大池小1年から野球を始め、中本牧シニアでは遊撃手として活躍。横浜商大高から日本ウェルネス高に転校し、桐蔭横浜大では1年から一塁のレギュラーを務めた。高校通算25本塁打。右投げ右打ち。176センチ、112キロ。家族は両親と姉。

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