日本人10人予選落ち メジャーで問われるリスク&リウォード

公開日: 更新日:

【全米女子オープンゴルフ】第2日

 通算3オーバーまでの65選手が決勝に進出し、過去最多の18人が出場した日本人選手は8人(笹生を除く)が残った。

 その一方でツアー優勝者が相次いで予選落ちするなど、本場のメジャーに打ちのめされた。

 今季国内メジャー2勝の原英莉花(21)は通算19オーバー・152位、3勝の古江彩佳(20)は通算8オーバー・113位、1勝の小祝さくら(22)は通算10オーバー・129位、同・渡邉彩香(27)は通算6オーバー・95位、同・西村優菜(20)も通算6オーバー・95位とスコアメークに苦しんだ。

 初日出遅れた原が、「取り戻したいと思うほど罠にはまる」と語ったように、メジャーはピンを安易に狙うと大ケガすることが多い。

「メジャーの設定は“リスク&リウォード”という考え方が徹底している。狭いベストエリアにボールを運べばバーディーというリウォード(報酬)が得られる。その一方で、少しでもショットに狂いが生じればペナルティーというリスク(危険)もあるということです。だから、日本ツアーには見られない池のすぐそばなどにカップを切るホールがメジャーには多い。日本ツアーは大会主催者が試合を盛り上げるために、ピン位置をやさしく設定している。普段からシビアな会場で戦っていないから、本場メジャーで大変な目に遭うのです」(ツアー記者)

 世界と対等に戦える選手を育てるためにも大会主催者の意識改革が必要だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    サントリーHD会長を辞任!新浪剛史氏の意外な私生活、趣味は「極妻」鑑賞と…違法薬物めぐり家宅捜索

  4. 4

    佐々木朗希に浮上「9月にもシャットダウン」…ワールドS連覇へ一丸のドジャースで蚊帳の外

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に深刻な疲労蓄積…安打も本塁打も激減、「明らかにスイング鈍化」との指摘も

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    サントリーHD新浪会長宅ガサ入れはすでに噂されていた? 報道より1週間先行していたX投稿に注目集まる

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  4. 9

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  5. 10

    開示された3回目の「森友文書」で発覚! 財務省「黒塗り」の“お寒い”内情