渋野日向子“奇跡”の単独首位 3日目以降は悪天候と風が難敵

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 そう語った渋野は「5つの海外メジャーに勝つことが目標」という。早くも2勝目が視界に入ってきたわけだが、「追い風」なのは、昨年の全英女子オープンと「雰囲気」が似ている点だ。初日はくしくも、全英と同じ1打差2位。初メジャーでの優勝を決めた舞台は、全英では珍しい林間コースだった。今大会のコースも芝質は異なるものの国内の林間コースに酷似している。

 全英を含めて通算5勝の渋野は、3日目にスコアを大きく伸ばす(5打以上)のが勝ちパターンだ。メジャーでもスコアが大きく動く「ムービングサタデー」で首位固めを狙うことになる。

 懸念されるのは悪天候だけか。2日目は天気予報が外れ、小雨は降ったが、ほとんど傘をささずにプレーできた。ティフトン芝のラフは夏場ほど手ごわくないとはいえ、日本選手には不慣れなだけに雨量が多くなればアプローチは難度があがる。また、テキサスは強風や突風も有名だ。3日目にその風が吹けばショットコントロールも難しくなる。

 今年はコロナ禍で世界中のスポーツイベントが中止や延期になった。史上初の12月開催(当初は6月)となった今大会。昨年の全英と同じく初出場の渋野は再び、日本のファンを仰天させるか。

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