強豪校のお粗末なコロナ対策 指導者が飲み会開き集団感染

公開日: 更新日:

 クラスター(集団感染)発生で、大会への出場辞退を余儀なくされた高校、大学が続出した。

 入念な対策を施して感染を免れたケースもあるが、さるスポーツ強豪校のお粗末さが大問題になった。

 現役、ОB問わず五輪に多くの代表を輩出しているスポーツ名門大学では、4月に緊急事態宣言が発令されてからも、選手の多くが帰省せず、合宿所にとどまり、通常通り練習を継続。競技によっては、室内であっても換気をしないまま、マスクを着用せずに練習する例もあった。競技団体や大学に匿名の連絡で事態が発覚し、複数の指導者が大目玉を食らったそうだ。

 中には、複数人での飲食を自粛するどころか、部内での懇親会を開催する競技もあった。東京五輪の代表候補がいながら、指導者自らが飲み会を開いた揚げ句、集団感染。国内の大会を辞退しただけでなく、競技団体から強化指定を外された選手もいるという。

 幸いにも重症者は出なかったそうだが、猛威を振るうコロナを甘く見た代償は高くつきそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃