1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。Ｗ杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Ｊリーグ・レジェンド」シリーズ、「Ｊリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」（東邦出版）など。
明治大学が設立した「サッカーマネジメント」を注視したい
明治大はサッカー部以外に六大学野球やラグビー部も名門として知られ、トータル46のスポーツ部を擁しているが、体育会の活動をサポートするために「一般社団法人 明大サッカーマネジメント」の設立がアナウンスされた。
すでにスポンサー企業５社を獲得し、大学ＯＢ選手のマネジメントやセカンドキャリアの人的、物的サポートを始めとしてスタッフの拡充、世田谷区八幡山のグラウンドを通しての地域貢献など活動は多岐に渡る予定だ。
これまでは、大学本部からの補助金と選手の部費で遠征などの活動資金をまかなっていた。大学創設140周年を迎え、指導もＯＢ・ＯＧ会に任せてきたが、昨年秋にスポーツ推進本部を立ち上げた。「大学では手の届かない支援するため」（副学長の西山スポーツ振興担当理事）だが、この流れが「明大サッカーマネジメント」に発展していった。
「大学サッカーの価値と認知度の向上と、サッカー部が（明大の）他クラブの価値の向上にもつながるようにしたい」（栗田監督）
これまでにない初の試みだけに今後どんな展開を見せるのか。大学サッカーに大きな変革をもたらす可能性を秘めているだけに今後の成り行きに注視したい。
