田中将が楽天松井に伝授 メジャー流“高め速球”のメリット

公開日: 更新日:

 楽天の本拠地で自主トレ中の田中将大(32)が、後輩に貴重なアドバイスを送っていた。

 今季、抑えに専念する楽天の松井裕樹(25)が24日、高め速球で勝負するパターンを取り入れることを明かしたが、これ、一緒にトレーニングをする田中の助言によるものだという。

「これまでは高めに投げることをあまり意識していなかった。あえて狙うことでどうなるかトライしたい」と松井。

 メジャーはフライボール革命以降、本塁打が量産されている。打者は総じてアッパー気味のスイングをしたり、ボールの芯のやや下側をたたいたりするように。そんなフライボール革命に対する投手の対抗手段が、高めの速球と曲がりの大きなカーブなのだ。

「高め速球は球速があるほど有効とされ、多くの投手が球速をアップするために名高いトレーニング施設を利用するようになった。カーブも曲がりを大きくするために、回転軸や腕を振るときの角度を研究している」と特派員のひとりは話す。

 田中は一昨年まで5年連続20本以上の本塁打を浴びた。2017年はメジャーで4番目に多い35本もの一発を打たれている。そんな田中だからこそ自身の体験談も交えた助言だったのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった