豪米ともに東京五輪代替試合に名乗り…競技連盟が中止想定

公開日: 更新日:

 ロイター通信は「プランBに注目」と、見出しを打った。

 オーストラリア水泳連盟は「競泳の代替大会」の開催を検討。同連盟のキーレン・パーキンス会長が地元紙などに「五輪のために長い間、準備や努力してきたアスリートたちに、自身を試すための最良の機会を用意する必要がある」と語ったのだ。

 東京五輪中止を前提とした「プランB」を想定するのはオーストラリアだけではない。米フロリダ州の財務最高責任者であるジミー・パトロニス氏は22日、自身のツイッターで国際オリンピック委員会(IOC)に向けて「フロリダ州を世界クラスのアスリートが金メダルを競う場所として検討してくれ」と投稿。25日には五輪開催地を同州に変更を求める声明文を公開している。

 また、昨年8月には五輪競技の花形である陸上競技も代替大会開催を示唆している。世界陸連会長のセバスチャン・コー氏はBBCのラジオ番組で、21年の東京五輪開催は「確実性がない」とし、「別のタイプの大会創設について、既存の枠組みにとらわれず考えるべきかもしれない」と語っていた。コー氏はIOC委員でもあり次期IOC会長候補といわれる人物。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋